海外旅行のWiFiとeSIMどっちが便利？費用・使いやすさ徹底比較

July 4, 2025

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海外旅行に行くとき、「現地で全部調達すればいいでしょ」と思いがちですが、実際は現地情報を調べたり、家族や友人に連絡を取ったりするにもネット環境が必須です。

私自身、渡航直後にネットが繋がらない時間が想像以上に不便で、ちょっとした調べ物すらできずに困った経験があります。特に現地の空港に着いた直後が一番ネット環境が必要な瞬間ですので、事前準備は必須です。

また、滞在期間がそれほど長くない場合や、日本と行き来する予定がある場合は、わざわざ現地で回線契約をする必要がないことも多いです。

そこで今回は、海外旅行で使えるWiFiレンタルとeSIM、どっちが便利でお得なのか徹底比較してまとめました。事前に準備しておくことで、到着初日からすぐネットが使えて安心して旅を始められますよ。

Table of Contents

海外移住時は現地キャリアか日本のプロバイダーか？

海外で長期滞在する場合、例えばアメリカだとT-Mobile、Verizon、Mint Mobileなど現地キャリアと直接契約した方が安いのでは？と迷う方も多いでしょう。

現地キャリアと直接契約するメリット

月額が安い場合が多くコスパ◎
データ無制限プランが豊富
現地電話番号が取得可能（銀行口座開設や現地登録に必要な場合がある）
主要キャリア網で通信が安定

長期滞在で現地に住所やクレジットヒストリーがあれば、現地キャリアが最適です。

それでも日本のプロバイダーを使う人がいる理由

短期滞在・到着直後から使える
渡航初日は空港でSIM契約が難しく、住所・クレヒスが求められることも。日本で準備しておけば到着直後からネットが使える。
日本語サポートで安心
トラブル時に日本語で即対応可能。英語対応に不安がある人も安心。
契約縛りなし・解約不要
プリペイド型なので使いたい日数だけ利用可能。解約手続き不要で楽。
銀行口座・現地住所が不要
T-Mobileなどポストペイド契約にはSSNや現地住所が必要なことがあるが不要。
渡航直後の空白期間を埋められる
住所確定・銀行口座開設・現地番号取得までの1週間〜1か月間の繋ぎに便利。
一時帰国時も活用可能
日本帰国時もそのまま使える場合があり、追加手続き不要で便利。

結論

長期滞在で安く快適に使いたいなら現地キャリアがベスト。
社会保障番号や現地住所が準備できるなら、T-Mobile、Verizon、Mint Mobile、Visibleなどと直接契約するのが最もコスパ良く、安定した通信環境を確保できます。

渡航直後〜短期滞在・観光・ビザ待機期間は日本プロバイダーを使うのが安心。
日本語サポートで安心、住所不要、契約縛りなし。結果的に短期では日本のeSIM・Wi-Fiの方が楽で安くなる場合も多いです。

海外旅行で迷うWi-Fiレンタル vs eSIM｜どちらを契約すべき？

では、日本でWi-FiレンタルやeSIMを使う方向で決めたとして、

「Wi-FiとeSIMって何が違うの？」
「結局どっちを選べばいいの？」

となる方も多いと思います。

まず eSIMとWi-Fiレンタルの大きな違いですが、

eSIMは、自分の持っているスマートフォンにキャリア回線をもう一つ追加するイメージです。言い換えれば、回線をもう一つ持つ感覚で使えます（ただし、電話番号が付与されるわけではなく、データ通信専用で使うことが一般的です）。

一方で、Wi-Fiレンタルはあくまでネット環境を確保することが目的で、スマホそのものではなくポケットWi-Fi端末を通じてネットに接続します。

「Wi-Fiは物理端末が必要だから荷物が増えるし、返却も面倒」とよく聞きますが、

eSIMの場合もSNS認証やSMS受信が必要な場面で回線の切り替えが必要になることがあり、これが意外と面倒なんですよね。

実際、私も渡航中にeSIMを使っていたときに切り替えの必要が生じて、「あ、これ地味に面倒だな」と思ったことを覚えています。

Wi-FiレンタルとeSIMの違いを簡単に

一般的に言われているWiFiとeSIMの違いについて簡単に整理してみました。

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	海外Wi-Fiレンタル	eSIM
仕組み	ポケットWi-Fi端末で接続	スマホ内部のデジタルSIM
荷物	本体・充電ケーブル必要	不要
容量	無制限プラン多い	容量制・無制限プランあり
テザリング	5台以上接続可	契約端末1台（テザリング可）
対応端末	SIMフリー不要	SIMフリー・eSIM対応必須
設定	電源ONですぐ使える	プロファイルDL・設定必要

データ容量を気にするのであれば、やはりWi-Fiレンタルを選ぶ人が多い印象です。
ただ、Wi-Fiレンタルは物理的な端末を借りる必要があり、荷物が増える上に返却もしなければならないのが正直面倒なんですよね。

また「データ無制限」とは言っても実際はプランによって分かれていて、無制限プランを選ぶと料金は高めになることも多いので注意が必要です。

そもそも旅行先でそこまで大量のデータ通信が必要なのか、本当に使うかどうかは一度考えてみる価値があります。不要であれば無理に契約する必要はありません。

一方でeSIMは、何も荷物を持つ必要がないのがメリットです。ただし、ネット上での設定が必要で、どちらも設定作業自体は必要ですが、eSIMの方が若干面倒に感じる場面もあると思います。

Wi-Fiレンタルを選ぶべき人

以下に当てはまる人はWi-Fiレンタルが安心で便利です。個人的には一番目に挙げた大量データを無制限で使いたい場合はWi-Fiなのかなと思います。

動画視聴やZoomなど大量データを無制限で使いたい
SIMフリー・eSIM対応スマホを持っていない
家族や友人と複数人でネットをシェアしたい
PC・タブレットも外でネット接続したい
設定が苦手で電源ONですぐ使いたい

特に家族旅行・長期滞在で複数台同時接続する場合はコスパが高くなります。

eSIMを選ぶべき人

以下に当てはまる人はeSIMの方が便利で安く済みます。

eSIM対応スマホ（iPhone XR以降、Pixel 3以降など）を持っている
荷物を増やしたくない
安価に済ませたい（短期・小容量はWi-Fiより安価）
現地SIM感覚でスマホ単体でネットを使いたい
テザリングはスマホ+PC程度で十分

特に1人で旅行・留学・出張する場合は軽量でストレスがありません。

両方契約する必要はあるのか？

結論：基本どちらか1つでOK、両方契約する必要はありません。

ただし以下のようなケースでは併用が役立ちます：

家族・友人グループで容量を分散させたい（主回線：Wi-Fi、サブ回線：eSIM）
Wi-Fiレンタルのバッテリー切れ対策として予備でeSIMを持つ
渡航初日用にeSIM、安定したらWi-Fiレンタルへ移行

ケース別おすすめ早見表

ケース	おすすめ
1人で短期旅行・留学	eSIM
家族・友人と旅行	Wi-Fiレンタル
大容量・無制限で使いたい	Wi-Fiレンタル
荷物を減らしたい	eSIM
出張・短期滞在	eSIM（予備でWi-Fi検討）

結局どちらが良い？

Wi-Fiレンタル：複数人・大容量・設定不要で使いたい人に最適
eSIM：1人利用・荷物削減・短期で安く済ませたい人に最適

どちらが良いかは「滞在期間」「同行人数」「スマホの対応状況」「容量の使い方」で決めるのがポイントです。

主要海外eSIM比較（日本→アメリカ旅行向け）

eSIMを選ぶ人の方が多いのかなと思いますので、まずは日本から海外旅行で使える主要なeSIMサービスの比較を以下の表にまとめます。私はニューヨークに住んでいますのでアメリカ旅行を前提に考えますが、考え方はほかの国でも同じだと思います。

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サービス名	料金プラン例 (目安)	通信速度	データ容量	サポート体制	向いている旅行者層 (特徴)
【TORA eSIM】	7日間(1GB/1日)2,130円 7日間(データ無制限) 4,561円	5G/4G対応。現地主要キャリア網を使用。	プランによってデータ無制限プランあり。容量制プランも選択可。	日本語LINEサポートあり。	大容量データを安く使いたい人、通信量を気にせず使いたい人。SIM交換不要で初心者にも手軽。
DeSiM (速報JAPAN株式会社)	7日間(データ無制限) 28.15ドル(約4,067円(2025/7時点))	5G/4G対応。現地キャリア回線に接続。データ完全無制限プランでは常に高速通信（速度制限なし）。容量制限プランでも上限到達後は128kbps程度で低速通信可能。	無制限プランあり（例：〇日間完全無制限）。日数固定＋1日あたり容量◯GBといった定量プランもあり、容量超過時は当日低速化または追加購入で対応。	日本語LINEサポート対応。購入から設定まで日本語でサポートし、初めてでも安心。公式LINEで年中無休サポート。	初心者から長期滞在者まで幅広く対応（1日だけの出張～90日の留学まで）。無制限プランは大量データを使う人向け。プランが多彩で、自分のニーズに合わせたい旅行者に◎。
VOYAGEESIM (ヴォヤージーシム)	7日間(1GB/1日)17.32ドル(約2,502円(2025/7時点))	4G/5G対応。1日1GBの高速データ容量を付与。超過後は低速通信に切替え可能。	1日あたり1GBまで高速通信（リセット型）。容量超過後は128kbps程度で通信継続可能。テザリングOK。	日本語チャットサポート年中無休（9:00～18:00対応）。クレカ以外にAmazon PayやApple Payなど決済手段豊富。	カナダ含め北米周遊したい人に便利。複数の決済手段や返金保証があるため、eSIM初利用で不安な人や柔軟な対応を求める旅行者に向く。
TRAVeSIM (トラベシム)	5GBプラン2,400円 20GBプラン6,300円	5G/4G対応。140か国以上で高速データ通信対応。	一定データ量を期間内で利用（例：5日で5GBなど）。期間内ならデータを分割利用可能（毎日上限なし）。※容量使い切り後は通信停止（追加購入で対応）。	日本語サポート365日・24時間対応（LINEやチャットで即時対応）。設定マニュアル充実。実績年間2万人超。	コスト重視の旅行者に◎（ローミングやレンタルより大幅節約）。日本語サポートが常時利用できるため初心者も安心。複数国周遊プランもあり長期旅行や出張にも最適。
Glocal eSIM (株式会社グローカルネット)	7日間(データ無制限) 3,780円	4G回線メイン（一部5G対応）。対応国160以上。テザリングは10GBまで可能。	データ容量無制限（期間内高速通信使い放題）。ただしテザリング用途は合計10GB相当まで推奨。容量上限プランもあり。容量超過時の低速モード提供は基本なし（使い切り型、再購入で対応）。	日本語サポート：平日9:00～17:00にメール・電話対応。土日祝は対応休止。Webから即日購入可。	大容量データを気にせず使いたい人向け。短期～中期の旅行で動画視聴などヘビーに使う方に◎。一方サポート対応時間は平日のみのため、サポート不要なくらい渡航慣れした人や、自力で問題解決できる中上級者向き。
World eSIM (株式会社ビジョン)	多彩なプラン設定：例）7日間3GB：1,554円、15日間10GB：3,552円、30日間30GB：8,510円など。無制限プランも選択可。	5G/4G対応。世界180以上の国地域で利用可。通信キャリアは現地大手を使用。	プランごとに定められた高速データ容量を提供（日数×◯GB形式）。容量使い切り後は通信停止、追加チャージで対応。テザリング可能。無制限プランでは期間内使い放題。	上場企業（Vision社）運営で安心感あり。日本語サポートは問い合わせフォーム経由で9:00～18:00対応（※年中無休のコールセンターありとの情報）。スマホアプリで残量確認や再チャージ可能。	海外WiFiルーターレンタル「グローバルWiFi」の実績ある会社提供で信頼性重視の方に◎。プラン種類が豊富なので渡航期間や必要容量に合わせたい人向け。アプリで管理できるためeSIMに不慣れな初心者にも使いやすい。
eSIM square (テレコムスクエア)	7日間10GB：2,180円	4G対応（一部地域5G）。アプリで購入・チャージ管理。	高速データ通信容量をプランごとに提供（期間内合計◯GB）。容量使い切り後は通信停止となり、追加チャージで延長可能。テザリングOK。	日本語サポート：お問い合わせフォームにて受付（平日9:00～17:00）。専用アプリから簡単にeSIM購入・再充填可能。	大手レンタルWiFi会社が提供するサービスで安心感あり。料金が安くプランも豊富なため、自分で必要データ量を把握できる上級者や短期出張・観光でライトに使う人に向く。サポート稼働時間は限られるためトラブル対応を自力でできる人向き。
【Saily】 (Peakstar Technologies)	10GB：21.99ドル無制限：35.99ドル	4G/5G対応（現地キャリア網を使用）。NordVPN等の技術基盤を活かしたセキュアな通信環境。	データ通信専用（音声通話なし）。容量上限プランのみで無制限は提供無し。必要に応じ追加購入可能。最長180日利用できる長期プランあり。	日本語チャットサポートが24時間年中無休で利用可能（人による対応で安心感あり）。専用アプリで購入から設定まで完結。主要クレカやApple/Google Pay対応。	セキュリティ重視の大手企業が運営し信頼性を求める人向け。操作性の良いアプリと充実した日本語サポートで初めてeSIMを使う人も安心。※大容量データ利用（動画視聴など）には不向き。

※価格は2025年時点の情報であり、キャンペーン等により変動する場合があります。

主要海外Wi-Fiレンタルサービス比較（日本→アメリカ旅行向け）

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サービス名	料金（目安）	通信速度・回線	データ容量プラン	受取・返却方法	サポート体制	向いている旅行者層
アクロスWiFi	¥930/日（4G無制限）5Gプラン ¥1,630/日	4G LTE（5G対応あり）	完全無制限プランのみ（容量上限なし）	空港受取○（主要4空港）、宅配○（往復送料無料）、返却はポスト投函（専用封筒）	日本語サポートあり（※24時間対応なし）	データ使い放題を安く使いたい人や周遊旅行者向け。容量制限を気にせず動画やSNSを多用する方に最適。コスパ重視の上級者向け。
WiFiトラベル (ビジョン)	¥824/日（500MBプラン）¥1,240/日（4G無制限）¥2,200/日（5G無制限）	4G LTE対応（5G専用プランあり）	500MB/日・無制限・5G無制限から選択可	空港受取○（手数料¥1,100）、宅配○（送料無料で事前配送）、ポスト返却○（同封レターパック利用￥430）	日本語電話サポートあり（平日9:30～18:00）※土日祝休み	事前予約でお得に使いたい人向け。容量無制限プランが業界最安級で5Gも利用可能。渡航前後に日本国内1日1GB無料特典あり。通信量を気にせず最新高速通信を安価に使いたい旅行者に◎。
ラッキーWiFi	―（米国利用不可）参考: 韓国 ¥550/日（無制限）	4G LTE対応（一部エリア）	国により無制限または定量（例:韓国無制限、中国1日1GB等）	空港受取○（主要空港の郵便局窓口）、宅配○（最短翌日配送）、ポスト返却○（専用封筒￥450）	日本語サポートあり（平日10:00～18:00程度）※土日休み	米国エリア非対応のためアメリカ旅行には不向き。韓国・台湾・香港・中国・パラオ限定サービスで、近場の海外旅行を格安で済ませたい人向け。複数台接続可でグループ旅行やビジネス出張（東アジア方面）にも◎。
グローバルWiFi (ビジョン)	¥300円台～/日（300MBプラン）～ ¥1,300円前後/日（4G無制限）※早割適用時。5G無制限プラン約¥2,970/日	4G LTE（5Gプラン対応）	300MB/日、600MB/日、1.1GB/日、無制限プランなど豊富	空港受取○（国内主要空港に多数カウンターあり）、宅配○（自宅・ホテル等配送）、コンビニ受取○、現地受取○（一部都市）、返却は空港カウンターまたは郵送対応	24時間365日日本語サポート（電話・メール・LINE等）。補償オプションも充実。	業界最大手で安心感◎。初めての海外旅行者からビジネス利用まで幅広くおすすめ。サポートが手厚くトラブル時も安心。プラン選択肢が多く短期から長期滞在者、ライトユーザーからヘビーユーザーまで自分に合った使い方が可能。
イモトのWiFi (XCom)	¥1,240/日（500MB/日プランWEB申込時）¥1,880/日（無制限プランWEB申込時）※空港当日申込は2割増	4G LTE（※5Gプランなし）	500MB/日、1GB/日、無制限プラン	空港受取○（成田・羽田・関空他主要空港）、宅配○（事前送付）、新宿本社窓口受取○（手数料無料）、返却は空港または郵送	日本語サポートあり（問い合わせ受付 8:00～23:00程度※）※営業時間内は電話・メール対応、緊急用に海外からの連絡先もあり	知名度抜群で安心感が欲しい人に。空港カウンター対応が充実し当日予約・受取も可能なため、渡航初心者でも利用しやすい。東京（渋谷）本社で直接受取れば手数料がかからずお得。総合的なバランス重視の旅行者に◎。