英語の副詞を完全攻略!意味・種類・例文一覧と絞り込み検索つき

「副詞って何?」と聞かれてスッと答えられますか?
quickly や usually のように、動詞や形容詞を詳しく説明する“影の立役者”こそが副詞です。
この記事では、副詞の基本から分類、よく使う英単語50選、そして絞り込み検索ツールまで一気にご紹介します!

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英語の副詞とは?役割を簡単に解説

英語の副詞(adverb)は、動詞・形容詞・他の副詞・文全体などを詳しく説明する言葉です。日本語でいうと「速く」「とても」「いつも」「たぶん」などがこれに当たります。

副詞の基本的な役割

修飾対象例文解説
動詞She runs quickly.「走る(runs)」を「速く(quickly)」説明
形容詞It’s very hot today.「暑い(hot)」を「とても(very)」強調
副詞He speaks quite clearly.「はっきりと(clearly)」を「かなり(quite)」修飾
文全体Fortunately, no one was hurt.文全体に「幸いにも」というニュアンスを追加

副詞は「どのように?(how)」「どこで?(where)」「いつ?(when)」「どれくらい?(how much / how often)」など、情報の“補足”や“ニュアンス”を与える重要な働きをします。

副詞はどこに置くの?

英語の副詞は文中のいろんな場所に登場しますが、以下がよくある位置です:

  • 動詞の後ろ(run quickly, speak clearly)
  • be動詞の後ろ(She is always happy.)
  • 文の先頭(Unfortunately, we lost.)
  • 文の最後(He finished the work yesterday.)

位置によって強調のニュアンスが変わることもあるため、語順にも注目するのがポイントです。


💡 「副詞って難しそう…」と思いがちですが、使い方がわかれば英語の表現力がグッと広がります!

副詞の5つの分類と特徴

英語の副詞は種類が多くて覚えにくい…と思われがちですが、実は5つのタイプに分類することで、ぐっと理解しやすくなります。

以下の表にそれぞれの分類・代表例・意味・用途をまとめました。

種類代表的な副詞例日本語訳例用途の問いかけ
様態 (manner)quickly, carefully素早く、注意深くどうやって?(How?)
時間 (time)now, already今、すでにいつ?(When?)
場所 (place)here, outsideここで、外でどこで?(Where?)
頻度 (frequency)usually, never普段は、決して〜ないどのくらいの頻度で?
程度 (degree)very, quiteとても、かなりどの程度?(How much?)

💡 まずはこの5分類を意識するだけで、英文の読みやすさ・書きやすさが大きく変わります!
「この副詞は何を説明しているのか?」と意識しながら読むだけでも、英語力が一歩前進します。

よく使う副詞50選【例文・分類つき】

様態(Manner):どのように?

英単語日本語の意味説明例
quickly素早くquickly run(素早く走る)
carefully注意深くlisten carefully(注意深く聞く)
silently静かにsilently leave(静かに去る)
wisely賢明にwisely chosen(賢明に選ばれた)
verbally言葉でverbally agree(口頭で同意する)
boldly勇敢にboldly speak(大胆に話す)
deliberately故意にdeliberately avoid(故意に避ける)
uncharacteristicallyいつもと違ってuncharacteristically quiet(普段と違って静か)
professionally専門的にprofessionally done(プロっぽく仕上げた)
urgently緊急にurgently needed(緊急で必要とされる)

場所(Place):どこで?

英単語日本語の意味説明例
hereここでcome here(ここに来て)
thereそこでstay there(そこにいて)
everywhereどこでもeverywhere you go(どこに行っても)
somewhereどこかでsomewhere nice(どこか素敵な場所)
abroad海外でlive abroad(海外に住む)
within〜以内に/中にwithin reach(手の届く範囲で)
throughout〜中ずっとthroughout the city(街中どこでも)
outside外でwait outside(外で待つ)
indoors屋内でstay indoors(中にいる)
whereverどこであろうともgo wherever you want(好きな所へ行って)

時間(Time):いつ?

英単語日本語の意味説明例
nowdo it now(今すぐやる)
soonすぐにsee you soon(またすぐに)
alreadyすでにalready finished(もう終わった)
lately最近lately busy(最近忙しい)
temporarily一時的にtemporarily closed(一時的に閉店)
thereafterその後thereafter disappeared(その後消えた)
yetまだ/それでもnot yet(まだ〜していない)
ultimately最終的にultimately fail(結局失敗する)
recently最近recently opened(最近オープン)
once一度once a day(一日に一度)

頻度(Frequency):どのくらいの頻度で?

英単語日本語の意味説明例
alwaysいつもalways smile(いつも笑う)
usually普段はusually busy(たいてい忙しい)
oftenよくoften visit(よく訪れる)
sometimes時々sometimes eat out(たまに外食する)
seldomめったに〜ないseldom seen(めったに見られない)
never決して〜ないnever forget(絶対に忘れない)
rarelyめったに〜ないrarely happens(めったに起こらない)
frequently頻繁にfrequently updated(頻繁に更新される)
occasionally時折occasionally drink(たまに飲む)
twice2回twice a week(週に2回)

程度(Degree):どのくらい?どれほど?

英単語日本語の意味説明例
veryとてもvery good(とても良い)
quiteかなりquite easy(かなり簡単)
too〜すぎるtoo hot(暑すぎる)
completely完全にcompletely agree(完全に同意)
extremely極端にextremely tired(非常に疲れて)
totally完全にtotally wrong(まったく間違い)
absolutely絶対にabsolutely fine(全く問題ない)
unusually普段と違ってunusually cold(異常に寒い)
undoubtedly疑いなくundoubtedly true(疑いなく本当)
virtuallyほとんど・実質的にvirtually identical(実質的に同じ)

学びを深める:副詞の使い方でよくあるミス5選

副詞は便利な反面、意味の違いや語順のルールを知らないと誤解を招きやすい品詞でもあります。ここでは、学習者がよく間違えるポイントを5つ厳選して解説します。


very vs too の違い:「強調」か「否定的な強さ」か?

誤用例✖ She is too kind.(=優しすぎて困る?)
正解例✔ She is very kind.(=とても優しい)

very は「単なる強調」。
too は「度を超えている」ニュアンスがあるため、ネガティブな含みになります。


still / yet / already の混乱:「今も」「まだ」「もう」の違い

英単語用法例文
still肯定文で「まだ〜している」I still live in Tokyo.
yet否定・疑問文で「まだ〜していない」I haven’t finished yet.
already肯定文で「もう〜している」I’ve already eaten.

語順にも注意:

  • still / already → 通常は助動詞の後ろ
  • yet → 文の最後

頻度副詞の位置:「be動詞」と「一般動詞」で違う!

動詞の種類正しい位置例文
be動詞be動詞の後ろShe is always late.
一般動詞主語と動詞のHe often plays tennis.

この語順はTOEICでも頻出です!


hard vs hardly:「一生懸命」と「ほとんど〜ない」

英語意味例文
hard一生懸命He works hard.(一生懸命働く)
hardlyほとんど〜ないHe hardly works.(ほとんど働かない)

形は似ていますが、意味は真逆です。
-ly がついても「〜風に」とは限らないのが英語の難しいところですね。


just vs only:「ちょうど」「〜だけ」で使い分けを!

英単語意味例文
justちょうど・つい今しがたI just arrived.(今着いた)
only~だけI only have one dollar.(1ドルしかない)

なお、only の位置によって意味が変わる場合もあります:

  • I only ate the cake.(ケーキだけ食べた)
  • I ate only the cake.(同上)
  • I ate the cake only because I was hungry.(お腹が空いてたからだけ食べた)

💡 「似ている副詞の違いを知る」だけで、英語力はグッとアップします!

絞り込み検索で自分だけの副詞リストを作ろう!

英語の副詞には、よく使うものだけでなく、思わず「こんな単語も副詞なの!?」と驚くような表現もたくさんあります。

たとえば…

  • astride(またがって)
  • apace(速やかに)
  • idly(何もせずに・ぼんやりと)

…など、学校ではあまり見かけない難解副詞も実は日常会話や文学作品の中で使われています。


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